杉原厚吉のホームページや工作キットをご紹介!立体錯視研究の第一人者!

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2023年7月31日放送のクレイジージャーニーに、錯視研究家の杉原厚吉先生がご出演されました。

鏡に映すと丸が四角に!魚が蝶に!男の子だったのにこっちから見ると女の子!?

魔術のような立体錯視の世界にスタジオが驚愕していましたね!

そこで今回は、明治大学研究特別教授杉原厚吉についてまとめてみました!

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目次

明治大学研究特別教授|杉原厚吉のプロフィールは?

杉原 厚吉(すぎはら こうきち)プロフィール

1948年6月29日(75歳) 岐阜県高山市生まれ

1971年 東京大学工学部計数工学科卒業

1973年 東京大学大学院工学系研究科計数工学専門課程修士課程修了

1980年 東京大学より工学博士の学位を取得

1986年 東京大学工学部助教授

2001年 東京大学大学院情報理工学系研究科数理情報学専攻教授

2009年 明治大学研究・知財戦略機構特任教授

2019年 明治大学研究特別教授

専門は数理工学

錯視立体作品が台湾・国立故宮博物院で特別展示されるなど、多くの科学館・美術館で展示の実績を持つ。

杉原厚吉先生は、明治大学先端数理科学インスティテュート研究特別教授です。

東京大学で教授をされていましたが、60歳の時に東大の早期退職制度を利用して、明治大学に移りました。

杉原厚吉先生が錯視の世界に引き込まれたきっかけ

「ロボットの目」の開発に携わった

ロボットはカメラで撮影した画像のデータを、コンピューターで処理することで周囲の状況を判断

コンピューターに2次元画像や3次元立体を認識させる技術を研究するうちに「だまし絵の中には、実際に立体として作れるものがある」と気づいた

では、この立体錯視研究というのはどういう研究なのでしょうか。

杉原厚吉の立体錯視研究ってどんな研究なの?

錯視ってなに?

「錯視」とは目の錯覚のこと。

形・大きさ・長さ・色・方向などが実際とは違ったものとして知覚される。

網膜に映る画像は2次元のため奥行きのデータがなく、経験や思い込みでそれを補っているために錯覚が起きると考えられている。

いろいろな錯視の例

道路の縁石:道路に立体のブロックを描くことで、車を運転する人が減速するという効果が生まれる。

https://jrmn.net/957

目を大きく見せる:マスカラやアイラインは、目を大きく見せる効果がある。

https://maquia.hpplus.jp/blog/haruka_maquia/50504/

エビングハウス錯視:周りを小さいりんごで囲まれているほうが大きく、周りを大きなりんごで囲まれているほうが小さく見える

https://www.menicon-shop.jp/kumamoto/2022/12/post-932.html

実は身近な場面でも脳の勘違いによる錯視が利用されているんですね!

杉原厚吉先生は、平面の「だまし絵」を3次元(立体)で表現する研究をしています。

錯覚が不思議なのは、実際と違って見えるだけでなく、本当はこうですとタネ明かしをした後でも、やっぱり正しい形には見えないことです。身の回りの現象の中で、未知の部分が大きく残っている代表の一つが、人の知能・知覚の分野なんです。

錯視を利用して交通事故や渋滞を防いだり、芸術やエンタテイメントの新しい表現をひらいたり、可能性がたくさんあります。

https://www.meiji.ac.jp/koho/math-everywhere/interview/int_p02.html

杉原厚吉の立体錯視研究にはどんな作品があるの?

それでは、杉原厚吉先生の作品を見ていきましょう!

立体版シュレーダー階段図形

世界錯覚コンテスト2020(Best Illusion of the Year Contest 2020)で優勝された時の作品です。

今回の作品(立体版シュレーダー階段図形)は、立体の絵と本当の立体とを混在させると絵の部分も立体と見てしまう脳の振る舞いを調べる実験材料として作ったものです。

シュレーダーの階段という150年以上前から知られている多義図形に手すりの立体を取り付けたものですが、元の図形とは違う多義性が生まれます。

この研究は始めたばかりで調べたいことはたくさんありますが、そのスタートの時点でこのように評価していただけたことは、とても励みになります。

https://www.meiji.ac.jp/osri/topics/illusioncontest2020_1stprize.html

同コンテストでの優勝は通算4回目で、準優勝も2回されています!

インタビュー付き 年代別作品集

Optical Illusionist by 杉原厚吉| Incredible Senseis at Meiji University

飛騨山王宮日枝神社 錯視賽銭箱(岐阜県高山市)

ある方向から見ると正方形を並べた格子に見え、反対側から見ると銀杏の葉を敷き詰めたタイリングに見えるという「錯視立体」。

二つの姿がどちらも1種類の形を、重なりも隙間もなく敷き詰めたパターンとなっていることが特徴で、“変身タイリング“という新しい錯視立体の設計技術を応用した作品。

https://www.atpress.ne.jp/news/231101

杉原先生は、神社のある岐阜県高山市のご出身。

西小、中山中、斐太高校を卒業し、東京大学へ進学しています。

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錯覚作品展示会|工作キット情報と杉原厚吉HP

実際に見られる!錯視作品展示会

杉原厚吉ホームページはこちら

実際に作れる!作成キット

  • 超ふしぎ体験! 立体トリックアート工作キットブック2 / 金の星社
    • ウソ!? いつまでものぼる階段?“かんたん工作キット”で ふしぎな立体を作ってみよう!
      自由研究・工作にもぴったり! タネもしかけもない、錯覚マジック!!
  • 鏡のトリック立体キットBOOK / 永岡書店
    • 鏡に映すと全くちがった形に見える立体を集めたキットブック。内容は、「鏡に映すと形が変わる屋根」、「吊り橋を鏡に映すとアーチ橋に変身」、「下りの階段が鏡の中では上りに」など、全部で5つ。錯覚を見るためのミラー付き。
  • 錯覚!立体ペーパークラフト / あかね書房
    • 国際イリュージョンコンテスト2018で優勝した立体錯視の作品を、作りやすく、かわいい形に設計し直した作品もあります。
  • 鏡で変身!?ふしぎ立体セット / 東京書籍
    • 不可能立体の世界を体験できる実際の立体がセットに。見るだけでなく、実際に自分の手で作れるペーパークラフトもついています。目の前にあるものと鏡の向こう側にあるもの、それらが同一のものとは思えない不思議さ・不条理さを、ぜひ楽しんでみてください。

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まとめ|クレイジージャーニーのトリックアートは杉原厚吉

今回はクレイジージャーニーに出演された明治大学研究特別教授の杉原厚吉先生の経歴や作品についてまとめました。

  • 杉原厚吉先生は、明治大学先端数理科学インスティテュート研究特別教授
  • 錯視立体作品が多くの科学館・美術館で展示の実績を持つ
  • 世界錯覚コンテスト2020(Best Illusion of the Year Contest 2020)で優勝
  • 2023年夏休み中に錯視作品展示会が北九州市と福井県美浜町で開催される
  • 作成キットも販売されているので身近に学べる

とっても不思議な立体錯視の世界。

作成キットで身近に学ぶことができるのはうれしいですね!

杉原厚吉先生のさらなるご活躍を期待しています!

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